自転車旅行 富士五湖(河口湖・西湖・精進湖・本栖湖) 




 河口湖駅−河口湖−西湖−精進湖−芦川村−本栖湖−早川町−下部温泉 115km




 河口湖駅 8:10 0km
 鳴沢氷穴 9:40 18km
 青木ヶ原樹海 10:00 20km
 芦川村 11:20 40km
 本栖湖 13:10 57km
 早川村 16:20 100km
 下部温泉 17:20 115km
最高気温 度 最高気温 度(河口湖)天気 快晴 参考:気象庁ホームページ

 最近の自転車旅行は「関東全市町村(島除く)」をテーマ?にしています。山梨県は走ってない市町村が13あります。富士五湖周辺に走ったことのない市町村がまとめてあるので、走ってみることにしました。

 富士急行は、大月から河口湖までたった26kmなのに、所要時間50分から1時間位、運賃1110円。キロ単価42円って、JRの倍以上だなぁ。高速バスの方が安くて早くて快適なのになぁ。だから電車はガラガラなんだなぁ。でも自転車持ってるから仕方ないなぁと思いながら富士急行で河口湖駅まで来ました。数年ぶりの河口湖駅はとっても立派な駅になっていました。いつものように自転車を組み立ててスタートしました。

 河口湖駅をあとにして河口湖に沿って走り、河口湖大橋を渡ろうとしましたが 看板「自転車は歩道を引いて通行してください」 たしかに歩道に自転車通行可の標識は立っていない。しかし、公安委員会の定める自転車通行止の規制看板が立っているわけでもない。この標識は法的にはどういった意味があるのかなと思ってしまいます。街中の自転車通行可の狭い歩道よりもよっぽど広いのに。一方、片側一車線の狭めの車道は、車道中央に棒が設置されています。車道を走るととても邪魔そうです。ここでどうする? 
 1 お願いの看板どおりに歩道を押して(引いて)歩く。
 2 歩道を自転車で走る。
 3 車道を自転車で走る。

 快適な河口湖沿いの道からは富士山がとっても美しく見えていますが、あまりわき見をしないようにして進みます。勝山村を走って河口湖を離れ、足和田村役場を見ながら坂を少し登ると西湖に着きました。

 さらに走って鳴沢村の鳴沢氷穴を見学することにしました。富士山の噴火の際の溶岩が冷えて固まったときのすき間が洞くつになっています。洞くつの中はとっても寒いのですが、中で発生したわき水が凍って、氷の柱が出来ています。

 少し走ると青木ヶ原樹海の中に歩道があるので、溶岩の上に大木が多い茂っている森林の中を少しだけ歩いてみました。



河口湖駅と富士山河口湖
西湖鳴沢氷穴
青木ヶ原樹海精進湖
 樹海の中を走り溶岩のため妙な形をした精進湖をのそばを走ります。少しだけ遠くなりましたがここでもとっても美しい富士山が見えています。梅雨時期に雲一つない晴天は珍しいです。ここで進路を北にとります。坂をずっと下って、芦川村まで走りました。上九一色から芦川までの道は、ほとんど車も通らず、渓谷の中の道でした。しかし、ジュースが飲みたいのに、自動販売機もなし、昼食食べようかなと思っていたのですが、それらしい店もみあたらない村でした。
 空腹のまま来た道を登り精進湖に戻ってきました。ぐるりと湖の周りを走り、美しい森の中を走り、本栖湖まで来ました。本栖湖の西から見える富士山は、とっても美しく、多くの人が写真を撮影していました。携帯電話で撮影している人、ふつうのデジカメで撮影している人、すごく高そうなカメラで撮影している人など様々でした。こんなに天気のいい日は滅多にないのだろうな。ここで、ホームページの表紙の候補?の写真も撮影してみました。うまくいけばトップページに張ります。本栖湖の西からの富士山は、5000円札でも有名です。富士山の写真が貼られてる看板には、水面に反射している富士山が写っています。しかし、何枚撮影してもそんな写真は撮れません。適切なフィルターを通せば水面が鏡のように富士山が写った写真が撮影できるのかと思いましたが、よくわかりません。

 国道300号本栖みちのを下ります。芦川と違って、もう坂は上らなくていいので気分は爽快です。途中南アルプス展望台という、南アルプスの山々が少し見える展望台がありました。後ろを見るともう富士山は見えなくなっていましたけど。下るにつれてだんだん暑くなってきます。下部町から照坂トンネルを通って六郷町に出ようとしましたが、工事中通行止。少し遠回りをして六郷町に到着しました。この町は日本一の印鑑の産地であり、地場産業会館で展示があるのですが、15時までなので見れませんでした。週末くらい夕方までやっててもいいのに。
 富士川を越え、60ヘルツだったかな?と思いながら52号線と南アルプス公園線を走り、早川村に向かいました。車も少なく、渓谷の底を走る道はサイクリングに良さそうです。とりあえず早川村役場近くの、南アルプスプラザまで走りました。ここで休憩して今回は引き返します。この先ずっと走りたいんですけど、約50km先南アルプス林道は、自然保護のため、バスとタクシー以外は通行禁止。自転車くらいとおしてくれてもいいのに。

 来た道を引き返し、下部温泉に着きました。現在時刻17:20 帰りの電車は18:44 温泉に入るのにちょうど良さそうです。ところが、走ってみてもホテル以外の温泉がみあたりません。早川村役場で頂いた、身延線沿線の観光ガイドに、日帰り入浴が可能な温泉が書いてあったので、そのホテルに行ってみます。
 フロントのお姉さん「今日は宿泊の方が多いので、入浴のみはお断りしています。」
「ここに書いているのですよ。お断りすることがありますとは書いてないですよ。」
「下部ホテルには行かれましたか?」
「3時までと書いてます。」
「申し訳ないのですが...」
「これを見て自転車で坂を登って来たのですよ。わざわざうその広告をしているのですか?」
フロントの別の人「どうぞお入りください。」
交渉成功!
 決して安くない1000円を払って温泉へ。サイクリングの後の温泉はとっても気持ちがいいです。今回は無事入れたからよかったものの、入れなかった場合は、下部温泉の印象が最悪になるところでした。たとえば、九州の「日田温泉」は、ガイドブックでは日帰り利用可能と書いてあっても、数軒回って断られ、結局温泉に入れず、とっても悪い印象を持ったこともありました。温泉によっては公衆浴場がないところもあります。

 温泉でゆっくりしたあと、下部温泉駅まで走り、いつものように自転車を分解、袋に入れて、電車で戻りました。

走行距離120km
土曜日でも1回くらいは
ATMで旅行貯金
本栖湖
下部温泉特急ふじかわは扉が広いので
自転車置きやすいです